SKTオリジナル怪談会  「お盆の風習」

SKTが心霊実験で藁人形を設置している場面

お盆には亡くなった方がこちらの世界に帰ってくるのを受け入れるという風習がありますね
日本ではとても有名だと思います
実際に8月のその時期にそのような不思議な現象が起きるのかというと、科学的には証明できません
しかし、亡くなった方々がそれを信じていたとすれば、お盆の時期はこの世界に帰りたいと思う方がいるかもしれませんね
帰ってくる目的が何かはわかりませんが…

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ある海辺の町に、ちょっと変わった風習を持ったお寺がありました
その町は入り江になっている港町で、昔からたくさんの漁師さんがいたそうです
しかし、昔の漁というのは今よりずっと危険で、高波や嵐で犠牲になる方がたくさんいました
そんな海で亡くなられた方々も、お盆には帰ってくると信じられていたんですね
そこで、亡くなった方々の魂がさまよわないように、その町のお寺では24時間ずっと火を焚いておくことにしました
この風習は今でも続いていて、お寺の住職さんたちが交代で夜中の番もしているそうです

しかし、実はこれは表向きの理由
本当は別の理由でこの火を焚いています

この町は入り江になっていますが、少し先の岬部分は、結構海面から高くて見晴らしがいい
ここがちょっとした自殺スポットになっていたんですね
多いときは1年で10人以上の方が飛び降り自殺をされたそうです

潮の流れからか、自殺した方の何割かはこの町の海岸に打ち上げられてしまいます
身元が分かる方については、ご家族に連絡をして引き取ってもらえるのですが、
身元が分からなかった方については放っておくこともできず、このお寺で供養をしてあげていたということなんですね

さて、そこまでなら何も怖いことはなかったのですが…
自殺した人のうち、遺体が海に流されてしまった方や海底に沈んでしまった方たち
供養もされずにさまよっている方々が、お盆の時期にこの町のお寺に供養してもらいたくてやってくるそうです
そういうさまよう自殺霊が町で悪さをしないように警告する
それがこのお寺で一晩中火を焚き続ける理由だったんですね

この町の恒例行事だったのですが、1週間欠かさず火を焚き続けるというのは結構しんどいもの
ある年、外部の人にこの作業を頼めないかと考えました
そこでアルバイトの求人を出したそうです
バイト代としては結構いい金額を提示しました
作業内容は、
夜中の間だけ火の番をすること
大雨なら仕方ないが、小雨決行
絶対に朝の交代まで火を絶やさないこと
それ以外は読書をしててもゲームをしててもOK
なかなかいい案件ですよね
これに、とある大学生が飛びつきました

お寺の方はこの大学生に表向きの理由だけを話し、海で亡くなられた方々のために絶対に火を絶やさないでほしいと伝えていました
その大学生は最初、気味悪がったりもしましたが、仕事内容は非常に簡単で給料はすごくいい
結局はお盆の間、毎晩火の番をすることにしました

さて、そしてお盆の日がやってきました

1日目
さすがに初日ですから、緊張していました
しかし、特別何か起きるわけでもなく、ひまな時間が長いだけ
たまに火に薪をくべたりしますが、作業はすごく単純で楽です
実は結構いいバイトかもしれないと思いはじめました

2日目
まだもしかしたら何か心霊現象が起きるんじゃないかと怖がっていましたが、ただただ静かに燃えている火の番をしているだけ
本を持って行きましたが、一冊では足りないくらいでした

3日目
だんだん慣れてきて、火の番をしながら眠くなってしまいます
本を読んだり携帯をいじったりしていましたが、時間をつぶすのが大変になってきました
この日も怖い現象は何も起きませんでした

4日目
若干曇ってはいますが、雨は降らず
「大雨なら中止なのにな」と思いながらまた火の番を始めました
もう心霊現象のことは頭になく、いつも通りの作業を淡々としている感じです
きっと4日目で疲れや慣れ、油断があったんですね
気が付かないうちに、夜中にウトウトとしてしまいました
何分間眠っていたのかはわかりません
ふと気が付くと、小雨が降っていて目の前の火が消えていました
「しまった!」

急いでライターを取り出し、火を点けなおそうとします
暗くて手元がわからないので、携帯電話のライトを点け、薪やライターの準備をしていると…

ザ…ザ…ザ…

何か足音のようなものが聞こえます
最初はお寺の方が来て、火の番を怠ったことを怒られるのかと思いました
しかし、聞こえる足音は10人以上が同時に歩いているような音
それも海の方から聞こえます
こんな時間に外部から誰か来るのかな?」
と思いながら、ライトをそちらへ向ける
するとそこにいたのは頭が半壊してる人や、手足があらぬ方向にねじ曲がった人などの大群
一目見るだけで、生きてる人間ではないということがわかる身体でした

「うわあああああ!」

携帯を取り落としそうになりながらも飛び下がり、全力でお寺の住職がいる建物の方へ走って行きました
すでに眠っていた住職を起こし、今あった出来事を話しました

自分が火から目を離した時に小雨で火が消えてしまったこと
再び火を起こそうとしたら足音が聞こえたこと
足音の方に明かりを向けると、見るからに死んでいると思われる人たちがたくさんいたこと
を伝えました

住職は冷静に話を聞き、とりあえず火を点け直さなければいけないので戻ろうと言いました
本当はもうあそこには行きたくなかったのですが、責任は自分にあると思い、大学生もついていきます

到着すると、そこにはもう誰もいませんでした
その代わり、火が焚いてあった周囲にすごく臭い、べちゃっとした泥のかたまりがいくつもありました
まだ朝まではかなり時間があります
すぐにヘドロを片付けて火を焚き直すというのは難しいと判断されました
大学生はそこでいったん帰ることになり、明るくなってからみんなで片付けようということになったそうです
しかし大学生は帰宅後、謎の高熱にうなされ、しばらくは身動きが出来なくなってしまったということでした

この時の泥はお寺の方々で片付けられ、一応お経が読まれたりもしました
これが何だったのかはわかりません
しかし、火を絶やすことは災いを呼ぶことがわかりました
昔からの風習というのは、何か理由があって残っている、ということなのでしょう
みなさんの周りにある地域の風習や言い伝えなども、決しておろそかにはしないでください
なにか災いを封じ込めるために行っているかもしれません…

今でも毎年、そのお寺ではお盆の時期に火を焚き続けているそうです
供養されない自殺者たちを、寄せ付けないために…

最後まで読んでくださり、ありがとうございました
この話を収録した動画があるので、下に載せておきますね
サイキックも一緒に怖い話をしてくれているので、ぜひご覧ください

これからもSKTのブログ、動画をどうぞよろしくお願いします!

それでは…

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