間違いなく第1位! SKT史上最恐の心霊スポット、O脳病院の潜入レポート!

小川脳病院廃墟の広間から撮った病棟方向

心霊スポット突撃型の動画を配信していると、必ず聞かれる質問があります

「今まで行った中で、どこの心霊スポットが一番怖かったですか?」

もちろん心霊スポットですから、どこでも怖いですよ

自殺者多数、何かの拍子に落ちたら自分も死ぬであろう自殺スポット系

逃げ道が極端に限られ、霊に挟み撃ちにされたら詰むトンネル系

長い間放置され、ボロボロに朽ち果てた大迫力の廃墟系

様々行った心霊スポットの中でも、SKTが群を抜いて一番怖いと思う心霊スポットは、ここ、O脳病院で間違いありません

今回はそのO脳病院の怖さについての記事を、みなさんにお届けしたいと思います

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まずこの廃墟、ネットに載ってる情報からして他のスポットと迫力が違いました

○もともと精神病院の廃墟で、入院患者を隔離するため格子のついた病室がたくさんある

○ロボトミー手術の実験など、非人道的な人体実験も行われていたらしい

○地下には今でも当時の患者のホルマリン付けが放置されている

…おぅ…

心霊現象以外のウワサだけでも、充分重い雰囲気が伝わって来ました…

これは確実に、とんでもない心霊現象が撮れるだろう

まだチーム結成から1年も経っておらず、大きな実績の欲しいSKTの二人は、勇んでこのスポットを目指したというわけです

 

当日、たどり着いた場所にはものすごい密度で生えわたる植物たち

小川脳病院周辺の植物の様子

人が通れる隙間はない…どころか、羽虫が飛ぶことすらできないだろうというくらい密集した状態でした

ところどころに獣道ができていたので、しゃがみ歩きで廃墟を目指したのですが、真っ直ぐに廃墟に向かっているわけではないようで、ものすごく迷いました…

GPSを使って位置を把握し、何とか廃墟の方へ向かう獣道を探そうとするのですがたどり着けず…

1時間くらい藪の中をさまよっていました

奥の手は、力任せに藪に踏み入ってなぎ倒して歩くか…と、考えてながら歩いていた時に、突然目の前が開けたんですね

デ「あれ、植物減ったね」

相棒のサイキックに声をかけた時、あったんですよ

ボロボロに朽ち果てた、木造家屋のような廃墟が…

小川脳病院の朽ち果てた木造部分の様子

地図を見ると、この辺りには目的としている廃墟以外に建物はないはずです

これが、O脳病院か…

見た目の迫力は今までの心霊スポットの比では無かったですね

とりあえず中へと入ってみましょう

 

近付いて気がついたのですが、建物周辺にだけは全く植物が生えてきていません

寄せ付けないオーラみたいなものでもあるでしょうか…

小川脳病院の建物と周囲の森との境目

建物は木造部分と鉄筋コンクリート部分に分かれていました

木造部分は崩壊がひどく、足の踏み場も…というか床が無い

小川脳病院の木造部分の出入り口だった場所

部屋も当時は何に使われていたのか、面影も無い…

うーむ、とりあえず探索をしてみましょう

 

木造部分の端っこに、お風呂を発見しました

小川脳病院にある職員用の浴室

水を扱う場所は他よりも頑丈に造られているようで、ここは床も安定しているようです

結構狭いですが、入院患者を順番に入れるのは大変そうです

宿直の職員専用かな?

サイキックがデブ太めなので、2人でここにいると身動きができません

今幽霊に襲われるとこれが最終回になってしまうので、早く次に行きましょう

 

木造部分は崩落の危険もありますし、探索できるところも少ないので、早々に鉄筋コンクリート部分に足を踏み入れました

小川脳病院の鉄筋コンクリート部分の入口付近

地獄への入口、という感じの入口部分…

入るとすぐ左が広間右が入院患者が収容されていた部屋という感じでした

入院患者がいる部屋を見てみると、どこも窓には格子がありますね…

小川脳病院の患者を収容していた部屋

本当にここで隔離されていたんだな…

当時の人権意識というのは、今とは比べ物にならないくらいひどいものだったと思います

ここに隔離されていた患者たちが、どのような扱いを受けていたのか…

その人たちがこの世に恨みを持って、霊として残っていても何の不思議も無いように思えます…

怖い、絶対に怖い

 

鉄筋コンクリート部分の入り口、ここを今回のベースキャンプにすることにしました

荷物を置き、隊長の定点を設置

小川脳病院にSKTの所有するわら人形を設置した写真

撮影しているのは心霊現象を撮りやすい赤外線カメラです

これは期待が持てるでしょう!

精神病患者の霊 VS SKTの隊長、わら人形

不謹慎なことは百も承知ですが、心霊現象を撮りたい我々としては最強のシチュエーションだと思いました

この後怖い思いをするまでは、ですが…

隊長と荷物をその場に残して、SKTの2人はさらに奥へと進んでいきました

 

定点のすぐ近くで患者用と思われる男子トイレを発見

小川脳病院の患者用男子トイレの様子

中はだいぶ破壊されているようで、現在使用不可っぽい感じでした

すぐ隣に女性用トイレ

小川脳病院にある女性患者用トイレの様子

中には入りませんでしたが、見るからに残骸だらけですね…

 

トイレの裏にはお風呂がありました

小川脳病院の患者用浴場

ここは広めなので、きっと患者用でしょう

造りはしっかりしていて、崩壊しているものもありません

ここをベースキャンプにしても良かったかな?

いや、窓の無い前面コンクリートで、逃げ場が無いプレッシャーが大きいか…

藪で動けないとしても、外が見えるところを拠点にしたい気分…あなたなら分かってくれますよね?

 

建物の裏側には、裏口や調理場っぽい造りの場所などがありました

小川脳病院の裏口周辺

実際に調理をしていたかはわかりませんが、水が流れる排水溝のようなものがあります

まさか、手術をするときに出る血などが流れやすいように…ではないことを祈りますが…

まあ実際の手術室って、こんなに開放的で窓があったりしませんよね?

手術の最中に近所のオッサンが「お、やってるね~」とか声かける様子、シュールすぎて想像もできない…

 

そのまま奥を進むと昔は応接室だったのかなと思えるような部屋も発見

小川脳病院の最も奥まった部屋

当時は畳だったのかもしれませんね

微妙にカーテンも残っていますが、あった方が怖い系オブジェと化している…

小川脳病院の奥まった部屋に残っているカーテンの残骸

探索をしてみて気がついたのですが、建物の裏側は全体的に職員用の場所のようでした

格子がついている窓も無く、裏口からボイラーなどの設備へつながっているようです

こっちは患者の霊も、あんまりうろうろしてないかな

 

さて、もう1つの病棟を見に行こうか

…と言って歩いて戻る途中

サイキックが物音に気がついたようです

小川脳病院で探索中のSKTのサイキック

コン、コンという足音のような音…

サ「誰か来たかもしれない」

あまりギャラリーとはお会いしたくないSKTはすぐにライトを消し、息を潜めます

とりあえず様子を見てくる、と言ってサイキックは1人で定点カメラや荷物があるベースキャンプの方へ行ってしまいました

小川脳病院で探索中に先行するSKTのサイキック

デンジャーは真っ暗な心霊スポットで足音に耳を傾けていたんですが…

音はサイキックが歩いて行ったのとは逆方向に移動していきます

もしかしてこっち来るんじゃないか?
ここで待ってるデンジャーの方が危険なんじゃないか?

1人で鉢合わせるのは怖い危険と判断し、サイキックの歩いて行った方へ追いかけます

サイキックはベースキャンプで、音のする方にライトを向けて立っていました

デ「誰かいた?」

サ「わからない、姿は見えないけど…」

足音はいつの間にか止んでいましたが、もしかしたら向こうも警戒して息を潜めているのかも

それならばいっそ開き直って交流した方が安全かもしれませんね

小川脳病院にある患者が滞在していた広間だった場所

デ「誰かいますか? もしかして廃墟探索の方ですか?」

…返事はない

デ「良かったら情報交換とかしませんか? 我々はいろんな心霊スポット巡ってる者です。アヤシイ者では…」

サ「怪しい者です」

確かにそうなんだけど、そんなこと言ったらもっと出て来にくくなるでしょ!

ここはウソでも「僕たちは善良な市民さ、ハハッ」と言っておくべき!

しかし、声かけにも反応なし

うーむ、困ったものである

もしかしたら、生きた人間ではないのかもしれない。そういえばここ、心霊スポットだし…

デ「じゃあこれからそっちに向かって歩いて行きますね。カメラで撮影してるので、撮られるに嫌な方でしたらおっしゃってください」

なるべく丁寧に警告したあと、音のした方へ歩いて行きました

もう一度、病院内を一周見て回ったが、誰もいなかった…

小川脳病院の朽ち果てた木造部分と地面から生えてきた木

もしかして本当に幽霊だったのだろうか…

今から考えると、この廃墟って床が無いんですよね

普通に土の上を歩いています

で、コツコツって足音しますかね…?

あとから隊長の定点を確認すると、やはり足音は入ってました

小川脳病院にSKTが設置したわら人形

しかもキュッという蛇口を閉めるような音も入っています

生活音が、こんな誰もいない廃墟でするものでしょうか…

 

結局誰もいないので撮影再開

そのときサイキックがなにやら本の切れ端のようなものを発見しました

小川脳病院に落ちていた本の切れ端

サイキックの予想では、ここに隔離されていた人が書いたものじゃないかと

がんばって読んでみようとしましたが、何が書いてあるのかさっぱりわかりませんでした

本当に入院してた人の書いたものなら、論理的に文章を組み立てて書いてたわけではないのかもしれません…

そういえば当時、ここに入れられてた人って、毎日何して過ごしてたんでしょうね…

 

先ほど行こうとして中断していた、もう一方の病棟を探索していきます

小川脳病院の広間から見た病棟の廊下

造りは同じになっているので、男性病棟と女性病棟といった感じで分けられていたのかもしれません

 

そして病棟の一番奥に、座敷牢を発見

小川脳病院の端にある座敷牢のような収容スペース

病棟で暴れてしまった人をさらに個別に隔離した場所でしょうか…

座敷牢は3ヵ所ありましたが、造りは全部同じでした

 

これで、この廃墟の全体を探索できました

デ「地下室がないね…」

サ「本当にあるの?」

そうなのです

今でも地下にホルマリン付けが残っている、とウワサされているのですが、地下への入り口がありません…

これは単なるウワサだったのでしょうか

それとも地下への入り口は屋外にあり、植物に覆い隠されてしまったということなのでしょうか…

どちらにしても、今、我々は地下へ行くことができないということですね

ならば行ける範囲で心霊現象を撮影しましょう!

 

一度ベースキャンプまで戻り、打ち合わせの後ミッションをやってきました

サイキックは1人で座敷牢に行き、精神に異常をきたしたフリをして隔離されてくる

まあサイキックの得意分野ですね、いつもおかしい言動をしているので

デンジャーは1人でベースキャンプに残りますが、全ての明かりを消して赤外線カメラで自撮り

心霊現象は暗い方が起きやすいでしょうから、暗闇で幽霊さんと交流してみたいと思います

 

まずはサイキックのミッション

ブツブツと文句を言いながら座敷牢へ

体重が重いせいか、あちこちで床にダメージを与えてくる始末

小川脳病院にある座敷牢に開いた床の穴

廃墟を破壊するのはやめろ、デブ!

座敷牢に置いてあったイスも、サイキックの体重には勝てずへにょんと曲がってしまいました

心霊現象も全く起きずに、ウロウロして床を壊しただけという結果に

人選ミスったかもしれませんね…

 

続いてデンジャーのミッション

デンジャーの方は真っ暗にして、そういえばここってさっきの足音のすぐ近くなんだよな…などと怖いことを考えながら撮影していました

小川脳病院で周囲を暗くし、怪談を語るSKTのデンジャー

廃病院の心霊スポットで真っ暗というだけでもすごい迫力なのに、さっきの足音の記憶がさらにプレッシャーをかけてくる…

逆に言えば今ならすごい心霊現象が起きるかもしれない!

ちょっとの期待すごくたくさんの不安、恐怖サイキックを置いて逃げたくなる…

いや、待てよ…

逃げると言ってもこの心霊スポットって、すごい藪に囲まれてて、帰ろうにもすぐ出られる場所じゃないぞ

このまま街に出ることもできず、一生さまよう事になるんじゃないだろうな…

変な想像をすると、さらに怖い…

サイキック、早く帰って来い!

普段、心霊スポットではやる気無さそうにしてるくせに、今日に限って遅いんだよ!

この時のデンジャーは、廃墟のあちこちで床に穴を開けているサイキックの苦悩は知るよしもありませんでした

 

サイキックが帰って来て合流したら、とうとう帰る時間です

家に着くまでが心霊探索!

無事に帰還しましょう!

 

とんでもなく生い茂った藪の中に戻り、サイキックと来た道を思い出しながら歩いて行きます

まあ、もちろんの事ながら迷いました…

どこから来たのかも分からず、今までいた廃墟にも戻れず

地図を何度も確認しますが、獣道はどこに続いてるわけでもなく…

もう無理やりにでも人間の通れる道まで帰ろうと、しゃがみ歩きで突き抜けて行こうとしました

しかし、何だか嫌な予感がする…

そう思った時、背中に背負っていたリュックから「バキーン!」という音がしました

これはきっとデンジャーソードだ!

実は、SKTは心霊スポットで幽霊に遭った時、応戦できるようにと思ってオモチャの剣を買って持ち歩いていたのです

切れ味は全くありませんが、光って音が鳴るので幽霊を威嚇おどろかせて逃げる隙を作ることはできると思ったのです

しかし、リュックに入れてたはずのデンジャーソードが、なぜ勝手に起動したのか…

デ「サイキック、1回戻ろう」

後ろからしゃがみ歩きでついて来ていたサイキックに声をかけ、いったん戻ることにしました

前後を入れ替わり、再びデンジャーが先導で今来た道を戻って行くと、地面にわら人形が落ちていました

デ「うおおおぉぉぉぉ!」

死ぬかと思うくらいに驚き、それがさっき定点で使ったSKTの隊長だということに気がつきました

何でこんな所に落ちてるんだ?

もしかして、気付かない間に落としてしまって「置いて行くな」という意味でデンジャーソードを起動させたのか?

うちらの隊長が一番心霊現象なのか?

いろいろ考えがめぐりましたが、とりあえず回収して、いったん落ち着きます

もう一度よく地図を見て、先ほどとは違う道から帰ろうとしました

別方向の藪をかき分けて歩いていると、視界が開けて石碑が立っていることに気がつきました

その石碑には「二十三夜供養塔」と刻まれています

何だこれは…

もう誰も近付かない、だれも供養しに来ない場所に供養塔が立っている…

まさか、たまたま近くに来たSKTの2人を、ここにいざなったというのか…?

怖いし、SKTには供養する力も技術も無いので、そのまま帰らせていただくことにしました

見なかったフリをして供養塔の前を直進すると…崖だ!

ズザー

3mくらい落ちたでしょうか、気がついたら田んぼに続く農道にいました…

あ、帰れた

サイキックも少し遅れて落ちてきました

デンジャーは平気だったのですが、サイキックは崖の途中で枝に引っかかったらしく、血が出ているようです

細かい所で運が悪いやつだな…

地図を確認すると、歩いて5分くらいでデンジャーカーに戻れそうです

終わったんだ、病院廃墟の呪縛から解き放たれたんだ…

隊長に感謝すればいいのか、供養塔に感謝すればいいのかわかりませんが

こうしてこの心霊スポットを後にしました

 

と、無事に家に帰り着き、荷物整理をした時に気がついたのですが…

デンジャーソードリュックの中で折れていました…

スイッチを入れても光らないし、音も鳴らない

いつ折れたのか分かりませんが、隊長に呼び戻される前に折れていたとしたら…スーパー心霊現象ですよね、これ…

最後の最後まで、怖い思いをした、SKT最恐の心霊スポットでした

廃墟心霊 ─2018年上半期投稿21本─

下に現地で撮影した動画を載せておきます

良かったら見てみてくださいね

データベース

O脳病院

〒311-3417 茨城県小美玉市倉数1336  

  • 行きやすさ 
  • 心霊的怖さ ☆☆☆☆☆☆☆☆
  • 身体的怖さ ☆☆☆

事件、事故、心霊現象など

精神病患者の隔離施設として建設され、ロボトミー手術などの人体実験が行われたとされている

地下室に患者の遺体をホルマリン付けにして安置してあるが、入口は施錠されていて入れないという

女性のうめき声が聞こえるスポットで、行く途中に道に迷ったとしても、そのうめき声のする方向に歩いて行けばたどり着けるというウワサもある

 

心霊廃墟 呪いの怨念 壱


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