台湾にある基隆(キールン)という街は、昔から港街として栄えていたそうです
今でも大きな港があり、きれいな遊覧船が行き来している活気のある都市です
その街並みは新しくできたきれいで大きなビルと、昔ながらのこじんまりとした商店や屋台が数多く残っているいろんな楽しみ方のできる所でした
この新旧の台湾が混在する街の端っこに、その昔大きな船をたくさん造っていた造船所の廃墟があるということで、調査に行ってみました
もともと心霊の噂があったわけではないですが、古い廃墟ともなれば幽霊の10や20はウヨウヨしてそうですからね
期待ができるかもしれません
到着したのは夕方ころ
デンジャーが到着した時、最初に見たものはかなり多数の観光客でした…
心霊スポットというより、観光スポット化しているようですなぁ
みんなおもむくままにポーズを決めて写真を撮っています
実に楽しそうで何よりです
とりあえず、一周歩いてみましょう
廃墟自体はかなり大きくて迫力があり、山奥とかにあったら絶対心霊スポットで間違いなし、な雰囲気です
ただ当時の面影がほとんど残っておらず、どうやって船を造っていたのかはさっぱりわからない
まだ雨風をしのげそうな小部屋を発見
ちょっとお邪魔させてもらおう
事務所として使っていた場所でしょうか?
空気はだいぶ埃っぽいうえ、変なにおいがする
などと思いながら歩いていたら、ドッグフードらしきものを発見!
デンジャーへのおもてなし…なわけがない!
まさかここは、野犬出る系危険スポットでは…?
野良犬とケンカして勝てる気はしないので、ワンコさんたちに遭遇する前に、ごはんの近くからは退散することにしました
外を歩いていると、2階へ行ける階段を発見!
若干高所恐怖症があるデンジャーですが、せっかくなので探索してみることにしました
2階に上がってみると、とても風通しが良く、暑いけど心地よい感じでした
基本的にはコンクリート製で安定していて、真ん中を歩いている分にはそれほど怖くありません
ただ、あちこち崩壊しているところを見ると、端の方はいつ落ちてもおかしくないのかもしれない…
というか、今、デンジャーが立ってる場所も、下はスカスカなんだろうなぁ
ボコっとか言いながら落ちたりしないだろうな
勇気を出して一番端っこまで行ってみました
樹木がかなり高いところまで成長しているので、もう何年もほったらかしだったのでしょう
それでもこれだけしっかりと残っているんですから、当時の建築技術もかなり高かったんですね
そしてこれだけ大規模な建物で造られていた船となると、その規模もかなり大きかったのではないでしょうか
もしかしたら軍艦とか造ってたのかな?
それっぽい幽霊さんでも出て来てくれれば想像できるんですが、全く音沙汰無し…
たぶん普通には行けない事務所的なものを発見
落書きがたくさんあるけど、どうやって行ったんだろう…
もしかしてRPGとかによくある、見えない床がつながっているのか?
さて、最後に気になったのがこの階段
天国以外どこにもつながってないだろう…
さらに、横から見ると薄っぺらいなー、というのがよくわかります
デンジャーの体重+機材=約100kg
耐えてくれるだろうか…
上から見下ろしてみたところ、階下には「刺すぜ!」って感じの鉄骨さんたちが、わんさかいらっしゃる…
結局、ここは夜探索を行うと、
足場が非常に悪くて危険だということ
深夜でも人がいて、心霊現象を撮りにくいことが予想されること
立地的に夜遅くなるとデンジャーがホテルに帰れなくなること
などの、多くの条件が重なって、夜の探索はあきらめることにしました
そもそもここって、心霊スポットって曰くがあるわけでもないし、観光しただけで充分ですね
近くに民家の廃墟があるので、そっちの取材にいきましょう!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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